第4回全国統一カイロプラクティック師免許試験

 

 

問題用紙

(この問題用紙は表紙を含めて全部で12ページです。)

注意事項

初めに「受験票」を机の左または右上に置いてください。

解答は、監督員による合図で始め、また終了してください。

試験場内での質問等は挙手をして監督員の指示を受けてください。

不正行為は即退室となります。

記入には黒の鉛筆またはシャープペンを使用してください。

下敷きの使用は認めません。

電卓・計算・辞書機能付の時計は持ち込みできません。

携帯電話・PHS・ポケベル等は、電源をOFFにしてカバン等にしまってください。

(時計としての使用は認めません。)

アラーム機能、音声機能付時計は、機能を解除しておいてください。

耳栓は、監督員の指示等が聞き取れないことがあるため使用できません。

試験場からの退室

答案が完成した場合でも試験開始後30分間、試験終了前5分間は退室できません。

解答用紙記入上の注意

解答用紙は「正」1枚を使用します。

選択式の場合

解答は正解と思う符号の   をなぞってください。

ズレ・はみ出し等がないように十分注意してください。

記入方法を誤ると得点になりません。

 良い例:         悪い例:

○×式の場合

解答は○または×を解答欄に記入してください。

訂正の場合は二重線を使用し、正しい解答を記入しなおしてください。

例:

 

複数解答の場合は不正解とします。

解答用紙には、[受験番号]のみを記入してください。(名前は記入しないこと)

[受験番号]を間違えると採点の対象となりません。

解答用紙は、折ったり破損したりしないよう注意してください。

途中で退室する場合は、

解答用紙を裏返して各自の机に置き監督員の指示に従って退室してください。

解答用紙を持ち帰った場合は不合格となります。

「受験票」は、合格後の免許証交付まで必要です。忘れずにお持ち帰りください。

「受験票」は実技会場にて実技試験官にお渡し頂き「開始」致します。必ずお持ちください。

問001 骨と筋についての説明で間違っているものはどれか。

A 随意運動を行なう骨格筋は横紋筋である。

B 骨が連結し骨格系をなす。

C 骨格筋と骨格の機能を運動器系という。

D 人の骨格は完成した状態で約100個の骨と耳小骨、種子骨からなる。

E 骨はその形状に従って長骨、短骨、扁平骨、混合骨、含気骨に分類される。

問002 体幹背部の構造についての説明で間違っているものはどれか。

A 背部正中線上にある身体長軸を縦断する溝を正中溝という。

B 正中溝の起始部は外後頭隆起であり、下向し殿裂にいたる。

C 外後頭隆起は触診できる。

D 外後頭隆起からT12の間に起始し肩甲骨を覆うのは広背筋である。

E 僧帽筋下縁と広背筋内側縁、肩甲骨下縁に囲まれる位置を聴診三角と呼ぶ。

問003 後頭骨についての説明で間違っているものはどれか。

A 後頭骨の最後部にある大きな楕円形の孔を大後頭孔という。

B 大後頭孔は脊柱管と頭蓋腔を交通せしめる。

C 大後頭孔では椎骨動・静脈、脊髄動脈、静脈叢が通る。

D 大後頭孔では延髄、副神経、第1頚神経が通る。

E 後頭骨底部の上面は浅い溝状に凹み蝶形骨の鞍背とともに斜台を形成する。

問004 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

軸椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問005 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

胸椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問006 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

頚椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問007 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

腰椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問008 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

仙骨 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

 

問009 右リンパ本幹はどの範囲のリンパを受容するか。

A 頭頚部全体

B 右側体幹全体

C 胸部全体と右上肢

D 右側の頭・頚・胸部と上肢

E 右側の胸・腹部

問010 肋下筋についての説明で間違っているものはどれか。

A 肋骨角に起始する。

B 胸郭上部での発達はよくない。

C 肋間神経に支配。

D 内肋間筋の後方にある。

E 吸気の筋である。

問011 食道についての説明で正しいものはどれか。

A 起始端は第6頚椎のレベルである。

B 右主気管支と接触しない。

C 頚部で気管の前方に接着している。

D 全長約10cmである。

問012 成人の正常な心臓でみられないのはどれか。

A 卵円孔

B プルキンエ線維

C 半月弁

D 冠状動脈

E 房室弁

問013 オトガイ舌筋についての説明で正しいものはどれか。

A 下顎骨支内面から起始して、放射状に舌内に入り込む。

B 骨格筋に属するもので、舌内筋である。

C 筋線維は縦走、横走と垂直など三つの方向性がある。

D 両側が同時に収縮すると、舌を短くさせる。

E 片方が麻痺するとき舌尖が患側に片寄る。

問014 食道についての説明で正しいものはどれか。

A 第6頚椎下縁のレベルから起始し、第11胸椎のレベルで噴門に移行する。

B 全長約15〜20cmである。

C 食道壁全体は平滑筋から構成される。

D 右主気管支と交叉するところは少しくびれる。

E 横隔膜腱中心を貫いて腹腔に入る。

問015 成人の肝臓の位置についての説明で間違っているものはどれか。

A 上界は横隔膜円蓋に一致する。

B 下界はほぼ右肋骨弓と一致する。

C 上腹部に、その下界は剣状突起下方約3横指の位置にある。

D 横隔膜の上・下運動にしたがって移動する。

E 下界は剣突起下方で触診しがたい。

問016 副腎についての説明で正しいものはどれか。

A 左側のものは三角形を呈する。

B 腹膜の前方にある。

C 腎被膜によって包まれる。

D 発生学上、全く異なる2つの組織からなる。

E A、B、C、Dともすべて違う。

 

問017 橈骨手根関節に関係しない骨はどれか。

A 月状骨

B 三角骨

C 豆状骨

D 橈骨遠側端

問018 手指の腱線維鞘はどれか。

A 指骨と掌側指筋腱鞘の線維層から形成される。

B 筋腱鞘の内層である。

C 手指屈筋腱に対してただ滑車的作用があるのみで、ほかに何らの制御力がない。

D 指間関節部に増強する。

問019 前胸部の基準線として不適当なものはどれか。

A 前正中線

B 胸骨線

C 中腋窩線

D 鎖骨中線

問020 呼吸運動時に吸気に働く主要な筋は次のうちどれか。

A 横隔膜

B 大胸筋

C 大胸筋と小胸筋

D 外肋間筋と横隔膜

E 内肋間筋

問021 腹直筋についての説明で間違っているものはどれか。

A 分節性の神経支配を受ける。

B 第5、6、7肋軟骨に起始する。

C 恥骨稜から起始する。

D 胸隔の前壁を引き下げる。

E 5〜6個の腱画を有す。

問022 一般的に腕神経叢の形成として正しいものはどれか。

A C3 − Th1

B C4 − Th2

C C3 − C7

D C5 − Th2

E C5 − Th1

問023 環椎後頭関節についての説明で間違っているものはどれか。

A 環椎の上関節窩と後頭骨の後頭顆との間の楕円関節である。

B 関節包を欠く。

C 運動は後頭顆の縦軸および横軸のまわりに左右の関節が共同して行われる。

D 頭を前後・左右にまげる運動を司る。

E 環椎前弓・後弓と大後頭孔前・後縁との間に前・後環椎後頭膜がある。

問024 後頭下三角はどの筋から構成されるか。

A 大後頭直筋、下頭斜筋、上頭斜筋

B 大後頭直筋、小後頭直筋、頭斜筋

C 大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋

D 小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋

 

問025 大腿三角の上部の内側から外側へ、神経と血管の配列のうち正しいものはどれか。

A 大腿神経 − 大腿静脈 − 大腿動脈

B 大腿静脈 − 大腿動脈 − 大腿神経

C 大腿動脈 − 大腿静脈 − 大腿神経

D 大腿神経 − 大腿動脈 − 大腿静脈

E 大腿静脈 − 大腿神経 − 大腿動脈

問026 手根部における正中神経炎の症状はどれか。

A 母指外転力減弱

B 小指感覚麻痺

C 小指対立運動力下降

D 無名指運動不能

問027 手掌の深部が何かの原因で障害された。母指は内転することができない。この場合どの神経が障害したか。

A 正中神経の反回神経

B 橈骨神経浅枝

C 尺骨神経深枝

  D 尺骨神経浅枝

問028 正中神経に支配されないものはどれか。

A 短・母指外転筋

B 母指対立筋

C 短母指屈筋

D 母指内転筋

問029 呼吸運動時に吸気に働く主要な筋は次のうちどれか。

A 横隔膜

B 大胸筋

C 大胸筋と小胸筋

D 外肋間筋と横隔膜

問030 大腿三角の縁どりとして正しいものはどれか。

A 鼠径靭帯  大内転筋  縫工筋

B 鼠径靭帯  長内転筋  大内転筋

C 鼠径靭帯  長内転筋  縫工筋

D 鼠径靭帯  長内転筋  内側広筋

問031 股関節も膝関節も屈曲する筋はどれか。

A 大腿直筋

  B 半腱様筋と半膜様筋

C 縫工筋

  D 大腿二頭筋

問032 大腿を屈曲し下腿を伸展する筋はどれか。

A 大腿四頭筋

B 縫工筋

C 腓腹筋

D 薄筋

問033 坐骨神経についての説明で正しいものはどれか。

A 体内で最長の神経である。

  B 一般に梨状筋下縁を経て骨盤から出てくる。

C 後側大腿筋を支配する。

D A,B,Cのいずれも正しい。

問034 大腿を外転する筋はどれか。

A 大殿筋

B 内閉鎖筋

C 中殿筋

D 大腿方形筋

問035 大腿を内旋する筋はどれか。

A 小殿筋

B 長内転筋

C 恥骨筋

D A,B,Cのいずれも正しくない。

問036 総腓骨神経についての説明で正しいものはどれか。

A 坐骨神経の主枝である。

  B その走行は腓骨頭下方を通る。

C 浅深腓骨神経2本に分枝する。

D A,B,Cのいずれも正しい。

問037 足を底屈させる筋は次のうちどれか。

A 長指伸筋

B 前脛骨筋

C 長腓骨筋

D 膝窩筋

問038 肋間間隙のうち、肋間血管と肋間神経の位置についてどれが正しいか。

A 肋間筋の中層と外層の間

B 肋間筋の中層と内層の間

C 肋間筋の深層

D 外肋間筋の浅層

問039 胃臓前壁と隣接する器官はどれか。

A 横隔膜

B 左腎

C 右腎

D 肝臓

E 脾臓

問040 肝臓下界は上体正中部にて剣状突起の下方にある。その距離は次のどれか。

A 1 cm

B 2 cm

C 3〜5 cm

D 5〜6 cm

E 6〜7 cm

問041 横隔膜についての説明で間違っているものはどれか。

A 胸腔と腹腔の間に位置する。

B 周囲の腱質と中央の筋質に分けられる。

C 円蓋の高さは約第10胸椎のレベルに当たる。

D 大動脈裂孔の上左方に食道裂孔がある。

E 静脈裂孔には下大静脈が通る。

 

問042 気管分岐部の高さの指標は次のうちどれか。

A 第5、6胸椎の間

B 左、右肺動脈の分岐部

C 胸骨角

D 胸骨頚切痕

E A,B,C,Dすべて違う。

問043 肋骨間に血液を供給する動脈として正しいものはどれか。

A 内胸動脈

B 肋頚動脈

C 筋横隔動脈

D 胸大動脈

E A,B,C,Dすべてそうである。

問044 心臓の刺激伝導として間違っているものはどれか。

A 房室束(ヒス束)左脚

B 左心房の洞房結節

C 房室結節

D 房室束(ヒス束)右脚

E 右心房の洞房結節

問045 頭皮の各組織を外層から順に並べればどれが正しいか。

A 皮膚  腱膜下結合組織  皮下組織  帽状腱膜  頭蓋骨膜

B 皮膚  皮下組織  帽状腱膜  腱膜下結合組織  頭蓋骨膜

C 皮膚  皮下組織  腱膜下結合組織  帽状腱膜  頭蓋骨膜

D 皮膚  皮下組織  帽状腱膜  頭蓋骨膜  腱膜下結合組織

E 皮膚  頭蓋骨膜  皮下組織  帽状腱膜  腱膜下結合組織

問046 外耳道についての説明で正しいものはどれか。

A 弯曲性の骨性管である。

B 長さ約2〜2.5cmである。

C 表層の皮膚は厚い。

D 耳介を後下方へ引っぱって鼓膜が見られる。

E 1/3は骨部で2/3は軟骨である。

問047 喉頭口についての説明で正しいものはどれか。

A 喉頭口と前庭ヒダの間に喉頭前庭がある。

B 前庭に続く喉頭の中部を喉頭腔という。

C 声門裂は声帯ヒダ間の裂隙である。

D 声帯唇の自由縁部を声帯ヒダという。

E AからDまですべて正しい。

問048 上鼻道に開口する副鼻腔はどれか。

A 篩骨洞の前方群

B 前頭洞

C 篩骨洞の中方群

D 蝶形骨洞

E 篩骨洞の後方群

問049 次の顔面神経のうち眼神経の枝と関連する神経節はどれか。

[語 群]

ア.耳神経節  イ.毛様体神経節  ウ.顎下神経節  エ.翼口蓋神経節

 

問050 次の顔面神経のうち下顎神経の枝と関連する神経節はどれか。

[語 群]

ア.耳神経節  イ.毛様体神経節  ウ.顎下神経節  エ.翼口蓋神経節

 

以下の文章が正しければ○、間違っていれば×を記入せよ。

問051 各肋骨は肋骨頭関節および肋横突関節を通ずる直線を軸として回転運動を行なう。

問052 肋骨の運動は主に上部胸郭では前後径が増減し下部胸郭では前後径と左右径の増減をきたす。

問053 外肋間膜は第2〜第11肋軟骨間にあって外側は外肋間筋の前縁に達する。

×問054 肋横突関節は第2〜第10肋骨結節関節面とこれに相当する胸椎の横突肋骨窩との間にできる。

×問055 アキレス腱が切れても足の底屈運動に影響しないのは、後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋が距腿関節に対して強力な屈筋として働くからである。

×問056 腋窩神経の分枝は、三角筋と大円筋を支配する。

×問057 上腕伸側の皮神経は、橈骨神経浅枝のものである。

×問058 上腕深動脈は上腕動脈の主な分枝で、上腕二頭筋深層を下行し、前腕の諸筋に分布する。

×問059 腋窩動脈は三角筋下縁で上腕動脈に続く。

×問060 リンパ節の凹んでいる側はリンパ節門といい、1〜2本のリンパ管が入る。

 

×問061 尺骨神経は後束から出てくる。

×問062 筋皮神経の筋枝は上腕筋、上腕二頭筋と腕橈骨筋を支配する。

×問063 筋皮神経は内側束から分枝する。

問064 橈骨神経浅枝は皮神経である。

×問065 浅前腕屈筋を外側から内側へ並べると腕橈骨筋、橈側手根屈筋、円回内筋、長掌筋、浅指屈筋、尺側手根屈筋となる。

 

×問066 前腕を回外する筋は回外筋である。前腕回内する筋はただ円回内筋だけである。

×問067 尺骨神経は虫様筋全体と骨間筋を支配する。

問068 橈骨神経深枝は筋枝に属し、前腕伸側筋を支配する。

×問069 尺骨神経浅層内にあって、その最も障害を受けるところは前腕下部である。

×問070 尺骨神経掌側深枝は母指球菌、母指内転筋、骨間筋、第3、4虫様筋を支配する。

 

 

問071 神経系を構成する主要な成分は神経組織であり、神経細胞とその突起からなる。

問072 神経突起あるいは軸索突起は所属する細胞内に起こった興奮を遠細胞性に伝える神経線維である。

問073 原形質突起あるいは樹状突起は所属する細胞外に起こった刺激を受け近細胞性に伝える突起である。

×問074 中枢神経系のうち神経細胞の群在するところを白質という、白質は脳の表面では層をなし皮質をなす。

問075 白質とは神経線維の集まるところで、これらの神経線維は種々の大きさの神経束をなし、その構成する状態によりそれぞれを路・策・束あるいは線維と呼ぶ。

 

×問076 外頚静脈は後下顎静脈と顔面静脈を集めて始まる。

問077 頚神経叢の皮枝は頚横神経、大耳介神経、小後頭神経、鎖骨上神経である。

問078 脊髄神経にはそれぞれ後根と前根があって、それらが椎間孔内で合流した後、一般に混合性の神経となって走行分布する。

問079 男の仙骨は前方に強く弯曲しているが、女は弯曲度が少ない。

×問080 男は恥骨弓(恥骨下角)が広く、女は狭い。

 

問081 上腕骨体幹中部には三角筋粗面がある。

問082 肘関節は上腕骨・尺骨と橈骨・上腕骨の2節から形成している。

×問083 手根骨とは手関節近くにある7つの骨の総称である。

問084 腹直筋は第5〜7肋軟骨前面と胸骨下端から起こり、恥骨結合両側に付着する。

問085 縫工筋の停止は脛骨近位端内側面、起始は上前腸骨棘である。

 

問086 閉鎖神経の筋枝は大腿内転筋群、皮枝は大腿内側部の皮膚を支配する。

×問087 坐骨結節から起始する筋は大腿四頭筋、半腱様筋、半膜様筋である。

問088 大転子に付着する主な筋は中殿筋、小殿筋、梨状筋であり、ほかに双子筋、閉鎖筋がある。

問089 足根管は屈筋支帯と踵骨との間にある孔で、その孔を通る構造の配列は後脛骨筋腱、長指(足)屈筋腱、後脛骨動脈と脛骨神経である。

問090 二分靭帯は踵骨から起こり、前方へV字形に舟状骨と立方骨に至る靭帯である。

 

問091 中殿筋は大殿筋に覆われ、小殿筋は中殿筋に覆われる。すべて腸骨の外面から起こり、大転子につく。

×問092 栗状筋は中殿筋に覆われて仙骨前面で前仙骨孔の間および外側から起こり、大坐骨孔を通って大転子(大転子上縁)につく。

問093 骨間仙腸関節包内には名高いイリ靭帯があるが、これを見つけるのはたやすくない。仙腸関節を安定させる。

問094 膝関節内の半月は、関節窩を埋めて膝関節面の接合性を高め、また脛骨の回内および回外運動の円滑な可動を高める。

問095 大動脈弁は3つの半月弁よりなる。

 

問096 骨は構造により長骨、短骨、扁平骨、含気骨に分けられる。

問097 骨の外面は薄い膜である骨膜におおわれている。

問098 骨髄には赤色骨髄と黄色骨髄があり、前者は造血機能をもつ。

×問099 隣接する椎弓を結合する膜構造を黄色靭帯というのは、膠原線維が豊富で黄色味を帯びるからである。

×問100 斜角筋間隙には腕神経叢が通るだけである。