第8回

背骨のゆがみを自己チェックする

 

 

 

カイロ博士プロフィール

甲木寿人(かつき・ひさし)
早稲田大学卒業。2002年3月まで、早稲田大学体育局講師(非常勤)として「姿勢と健康」の講義を受け持ち、現在公開講座「生涯学習」を担当。
日本カイロプラクティックフォーラム会長を務める。

『背骨のゆがみを自己チェックする』
立つとなにげなく両手を組む、腕を組む。
夏でもポケットに手を突っ込んで歩く、電車の座席に座ると、すぐ足を組む、
こんな人をよく見かけませんか。
これはねこ背の人のクセなのです。
背中を丸くした姿勢で歩く人は、一目でねこ背であることがわかりますね。
では、自分の背骨のゆがみをチェックするにはどうすればよいのでしょうか。

「自分の基本姿勢を知ること」
はじめに、自分が「身長通りの姿勢」(基本姿勢)かどうかを知ることが大切です。
まず、壁に背中を合わせて立ってみてください。
@気をつけの姿勢で、踵をかべにつけます。
A両肩を壁につけます。
B真正面を見つめ、お腹を引っ込め、あごを引きます。ここで、あごを上げなくては後頭部がつかない人は、ねこ背です。
Cこの姿勢のまま、下目づかいに見ます。このとき、男性でも胸の位置が自分の鼻の頭より前にあります。お腹は見えません。D壁につかない部分は、首とお尻を挟んで腰の部分、太ももです。

これが、「自分の身長通り」のよい姿勢です。この姿勢がラクならなんの問題もありません。いつもこの姿勢を意識することが大切です。

背骨のゆがみがチェックできたら、今度はねこ背のチェックをしてみましょう。
次回はねこ背のチェック法です。

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