むずむず脚症候群(RLS、レストレス・レッグス症候群又は下肢静止不能症候群)

夜、寝入ると下半身がだるくてだるくて眠れない。
カイロプラクティックが有効です。症状が軽減します。
「むずむず脚症候群(RLS、レストレス・レッグス症候群又は下肢静止不能症候群)」


むずむず脚症候群とは、あまり知られていませんが欧米で約1200万人、日本国内に 約400万人が苦しんでいると言われる40歳以上に多く発症し、年を重ねていくほど悪くなる男性より女性に多く、他人にはわかりにくい病気です。
治療が遅れると精神障害(不安や抑うつ等)を合併することがあります。

日本では、1997年に日本睡眠学会に米国より現状調査の依頼があり注目されるようになりました。
でも、まだまだ一般どころか病院(医師)にもしられていない病気です。
神経疾患で、脚を動かさずにはいられない症状が夕方から夜間に現れることが多いため「眠れない」「夜中に目が覚める」、「ぐっすり眠れない」などの睡眠障害の原因になっています。その為に日中に眠気を引き起こしストレスから「うつ病」を招き、最悪の場合、自殺する人もいる恐ろしい病気です。妊娠中の女性の2割くらいにも見られますがほとんどの人は授乳期間が終わると自然になくなるようです。
自覚症状、同じ姿勢や、横になったりしていると、主に腰から下肢、まれに腕や手など全身に現れます。「むずむずする」・「じっとしていられない」「痒い」「ピンでなぞられている」「針で刺す」「火照る」「蟻やミミズなどの虫が這っている」などの異様な感覚が現われ、時には「振動」のような感覚まで感じたりする場合もある。この苦しさは、「脚の中に手を突っ込んでかき回したいぐらい苦しい」このこれを抑えるため、常に脚を動かしたり、身体をさすらなければならない状況に追い立てられます。

正確な原因は不明ですがこれまでの研究では神経伝達物質であるドパミンの機能低下、中枢神経における鉄分の不足による代謝の異常脊髄(せきずい)や末梢神経の異常、遺伝的な要素などが考えられています。脳内での鉄分の欠乏や、ドパミンの合成異常がかかわっているという仮説が有力です。鉄欠乏性貧血は女性に多いので、RLSが女性に多い事に関係しているともいわれています。
抗うつ薬や抗精神病薬を服用している人にも発症しているようです。

日常の注意として、カフェイン・アルコール・過度の喫煙など嗜好品を避ける。脚のマッサージ、就寝前に脚をストレッチやマッサージをする。基本的にドーパミン機能の促進剤、抗てんかん薬の一種をごく少量使用する。
カイロプラクティックにより身体(背骨)の歪みをとることにより血流を改善し、ドーパミン等の脳内ホルモンの正常分泌を促し改善することも考えられます。カイロプラクティック師にもまだまだしられていませんが背骨の矯正をすることにより効果がでます。
この疾患の一番の問題点は、一般の医師の勉強不足により、RLSと診断できずに、無駄な投薬治療と時間を費やしていることです。
抗うつ薬や抗精神病薬により症状が悪化することが多いようです。なるべく早くRLSの専門医に相談して下さい。

鉄欠乏性貧血で、自己診断で鉄剤を服用することは避けて下さい。鉄欠乏状態でない場合は鉄剤の服用は副作用があります。
RLSの異常感覚は、薬物治療で軽快する場合が多いのです。ドーパミン神経の機能を高める薬がRLSによい効果があることは、これまでの研究や臨床経験から知られています。また抗けいれん薬も効果が見られます。この疾患に、睡眠導入剤や抗うつ薬を処方されると、むずむず感が解消されないまま眠気だけがどんどん増し、却ってRLSの症状を悪化させる可能性があります。
ぜひ、専門の医師に相談して下さい。