■「無料でカイロプラクティックが受けられる」「カイロプラクターになりませんか」「技術を学びませんか」等のチラシ他により、説明会と称してホテル、公民館、市民会館、等に人を集める。
中には家族、親戚、友人等の人間関係を利用して集めます。
そこでワンポイント治療のまねごとをします。
施術の後、白衣を着た人達が回りを取り囲み、さかんに良いことばかりを口にします。
■患者の気を引き「1日セミナ−」又は「1泊2日のセミナ−」に誘います。
1泊2日セミナ−(金額約35,000円)では公民館、ホテルを使います。
ゴムチュウブ等で運動を教える他に、カルシュウム等の販売を始めることもあります。
技術は簡単な手技を少し教えて、ほめます。その患者(受講者)がいかにも自分で技術が出きるようになったと錯覚を起こさせます。
■「あなた1人では、自分自身にカイロプラクティックができないでしょう。家族を呼んで来なさい。そうすれば家族全員が健康になれる。」と言葉巧みに家族ぐるみの取り込みを始めます。
■はじめは1日セミナ−または1泊2日からはじめ、次に「基礎カイロプラクテックセミナ−(6日から10日:約40万円)」に誘います。
■基礎カイロプラクテックセミナ−の前半は技術(と呼ぶにはほど遠い)を教えます。(缶詰状態ですから患者は疲れとテスト試験に受からなくてはと極限状態に追い込まれます。(この辺でマイルドコントロールにかかつてくる)
■残りの後半は営業の話です。
商品の説明(マットレス・布団・まくら・カルシュウム・コンドロイチン・アガリスク・化粧品等)の商品説明をします。
商品は、すべてポイント制になっています。
ポイント制によるバックマ−ジンの商品仕入れの契約に説明をもつていきます。すなわち紹介の先生(この時点で患者から先生になる)にバックマ−ジンが入るいわゆる「マルチ商法」といえます。
■商品は、カイロプラクテックの名前を利用して売る様に教えられます。
■「こんなに素晴らしい治療なのに自宅へ帰ると家族や周りが必ず反対します。」と説明をします。今思えば高額な支払いに家族がおかしいと考えて反対をすることは当然でした。「家族が反対する」と言う暗示にかけられていたのです。
■患者(受講者)は缶詰状態とテスト試験に合格した嬉しさ(全員が受かるようになっている)また、マイルドコントロールにかかつてしまっている為に殆どの人は契約(約200万円から1,000万円)をしてしまいます。
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