第3回全国統一カイロプラクティック師免許試験

 

 

問題用紙

(この問題用紙は表紙を含めて全部で12ページです。)

注意事項

初めに「受験票」を机の右上に置いてください。

解答は、監督員による合図で始め、また終了してください。

試験場内での質問等は挙手をして監督員の指示を受けてください。

不正行為は即退室となります。

記入には黒の鉛筆またはシャープペンを使用してください。

下敷きの使用は認めません。

電卓・計算・辞書機能付の時計は持ち込みできません。

携帯電話・PHS・ポケベル等は、電源をOFFにしてカバン等にしまってください。

(時計としての使用は認めません。)

アラーム機能、音声機能付時計は、機能を解除しておいてください。

耳栓は、監督員の指示等が聞き取れないことがあるため使用できません。

試験場からの退室

答案が完成した場合でも試験開始後30分間、試験終了前5分間は退室できません。

解答用紙記入上の注意

解答用紙は「正・副」2枚を使用します。(複写式)

選択式の場合

解答は正解と思う符号の   をなぞってください。

ズレ・はみ出し等がないように十分注意してください。

記入方法を誤ると得点になりません。

 良い例:         悪い例:

○×式の場合

解答は○または×を解答欄に記入してください。

訂正の場合は二重線を使用し、正しい解答を記入しなおしてください。

例:

 

複数解答の場合は不正解とします。

解答用紙には、[受験番号]のみを記入してください。(名前は記入しないこと)

[受験番号]を間違えると採点の対象となりません。

解答用紙は、折ったり破損したりしないよう注意してください。

途中で退室する場合は、解答用紙の「正・副」を切り離し、「正」を裏返して各自の机に

置き「副」を持って監督員の指示に従ってください。

「正・副」を間違えて持ち帰った場合は不合格となります。

「受験票」は、合格後の免許証交付まで必要です。忘れずにお持ち帰りください。

「受験票」は実技会場にて実技試験官にお渡し頂き「開始」致します。必ずお持ちください。

問001 喉頭を支配する神経についての説明で間違っているものはどれか。

A 上喉頭神経内側枝は知覚性である。

B 上喉頭神経外側枝は輪状甲状筋を支配する。

C 下喉頭神経は声門上方の構造を支配する。

D 下喉頭神経は反回神経の枝で混合神経である。

E 上喉頭神経と下喉頭神経は声門下方の粘膜で吻合する。

問002 上鼻道に開口する副鼻腔はどれか。

A 篩骨洞の前方群

B 篩骨洞の中方群

C 篩骨洞の後方群

D 前頭洞

E 蝶形骨洞

問003 内耳の膜迷路は次のうちどれか。

A 蝸牛管

B 蝸牛底

C 蝸牛頂部

D ラセン器

E 前庭

問004 神経細胞の軸索を形成するものはどれか。

A 神経核

B 網様体

C 神経節

D 白質

問005 延髄に属さない脳神経核はどれか。

A 疑核

B 上唾液核

C 下唾液核

D 舌下神経核

問006 聴覚中枢についての説明で正しいものはどれか。

A 同側耳の聴覚インパルスのみ受ける。

B 反対側耳の聴覚インパルスのみ受ける。

C 障害された場合同側耳の耳聾が起る。

D 横側頭回にある。

問007 大腿を屈曲し下腿を伸展する筋はどれか。

A 大腿四頭筋

B 縫工筋

C 腓腹筋

D 薄筋

E 大腿二頭筋

問008 一般的に坐骨神経が骨盤から出てくる位置は次のどれか。

A 梨状筋上縁

B 梨状筋下縁

C 梨状筋貫通

D 小殿筋下縁

E 中殿筋下縁

 

問009 大腿を外転する筋はどれか。

A 大殿筋

B 内閉鎖筋

C 中殿筋

D 大腿方形筋

問010 膝窩上界の筋はどれか。

A 半腱様筋、半膜様筋

B 薄筋

C 大内転筋

D ひらめ筋

問011 腓骨動脈はどの動脈から分枝するのか。

A 大腿動脈

B 膝窩動脈

C 前脛骨動脈

D 後脛骨動脈

問012 足背動脈を触れるのはどこか。

A 内果後方

B 第4と第5指骨の間

C 外果後方

D 長母指伸筋腱外側

E 第2・3中足骨間

問013 気管分岐部の高さの指標は次のうちどれか。

A 胸骨頚切痕

B 胸骨角

C 第5、6胸椎の間

D 左、右肺動脈の分岐部

E A、B、C、Dすべて違う。

問014 縦隔の境界についての説明で間違っているものはどれか。

A 両側の胸膜頂部

B 下は横隔膜

C 胸骨

D 脊柱の胸部

E 縦隔胸膜

問015 右リンパ本幹はどの範囲のリンパを受容するか。

A 頭頚部全体

B 右側体幹全体

C 胸部全体と右上肢

D 右側の頭・頚・胸部と上肢

E 右側の胸・腹部

問016 肋下筋についての説明で間違っているものはどれか。

A 肋骨角に起始する。

B 胸郭上部での発達はよくない。

C 肋間神経に支配。

D 内肋間筋の後方にある。

E 吸気の筋である。

 

問017 骨と筋についての説明で間違っているものはどれか。

A 随意運動を行なう骨格筋は横紋筋である。

B 骨が連結し骨格系をなす。

C 骨格筋と骨格の機能を運動器系という。

D 人の骨格は完成した状態で約100個の骨と耳小骨、種子骨からなる。

E 骨はその形状に従って長骨、短骨、扁平骨、混合骨、含気骨に分類される。

問018 体幹背部の構造についての説明で間違っているものはどれか。

A 背部正中線上にある身体長軸を縦断する溝を正中溝という。

B 正中溝の起始部は外後頭隆起であり、下向し殿裂にいたる。

C 外後頭隆起は触診できる。

D 外後頭隆起からT12の間に起始し肩甲骨を覆うのは広背筋である。

E 僧帽筋下縁と広背筋内側縁、肩甲骨下縁に囲まれる位置を聴診三角と呼ぶ。

問019 後頭骨についての説明で間違っているものはどれか。

A 後頭骨の最後部にある大きな楕円形の孔を大後頭孔という。

B 大後頭孔は脊柱管と頭蓋腔を交通せしめる。

C 大後頭孔では椎骨動・静脈、脊髄動脈、静脈叢が通る。

D 大後頭孔では延髄、副神経、第1頚神経が通る。

E 後頭骨底部の上面は浅い溝状に凹み蝶形骨の鞍背とともに斜台を形成する。

問020 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

軸椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問021 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

胸椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問022 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

頚椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問023 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

腰椎 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

問024 最も関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。

仙骨 − (  )

[語 群]

ア.横突孔  イ.乳頭突起  ウ.歯突起  エ.脊柱中最大の骨  オ.肋骨窩

 

問025 肩関節包に付着しない筋はどれか。

A 棘上筋

B 肩甲下筋

C 棘下筋

D 小円筋

E 大円筋

問026 角膜についての誤りはどれか。

A 脈絡膜を含む。

B 透明な時計四状部である。

C 表層損傷後早く再生修復する。

D 毛細血管と知覚末梢がない。

E 外層は重層扁平上皮である。

問027 折光作用のないものはどれか。

A 房水

B ガラス体

C 角膜

D レンズ

E 虹彩

問028 レンズ曲度を主導的に調節するものはどれか。

A 毛様体

B 毛様突起

C 毛様体筋

D 毛様小帯

E 縮瞳筋

問029 馬尾についての解釈の誤りはどれか。

A クモ膜下腔内

B 脊髄下端以下の脊髄神経根

C 仙・尾骨神経から構成

D 脊髄円錐以下

問030 運動性言語野(ブローカ中枢)について正しいのはどれか。

A 中前頭回後部にある。

B 終脳左半球にある。

C 障害後、運動性失語症(表現失語)が起る。

D 障害されると喉頭、舌、口唇などの筋麻痺を起こす。

問031 感覚性言語野(ウェルニッケ中枢)について正しいのはどれか。

A 角回、縁上回にある。

B 角回、鈎にある。

C 縁上回、側頭回にある。

D 上側頭、後頭回にある。

問032 脳の被膜について正しいものはどれか。

A 硬脳膜

B クモ膜

C 軟脳膜

D 上記すべて正しい。

 

問033 マジャンデイ孔とシュルカ孔があるのはどれか。

A 側脳室

B 第三脳室

C 第四脳室

D 脈絡叢

問034 第一ニューロン(上位運動ニューロン)についての誤りはどれか。

A 中心前回と中心傍小葉前部から起る。

B 線維は錐体路を形成する。

C 皮質核路と皮質脊髄路に分ける。

D すべて脊髄前角に終わる。

問035 第一ニューロン(上位運動ニューロン)が障害された場合の症状はどれか。

A 筋トーヌスの亢進、痙直がある。

B 腱反射が亢進する。

C 筋は萎縮しない。

D 上記すべて。

問036 第二ニューロン(下位運動ニューロン)が障害された場合の症状はどれか。

A 筋トーヌスの亢進、痙直がある。

B 腱反射が亢進する。

C 筋は萎縮しない。

D 上記すべてが誤り。

問037 正中神経について正しいのはどれか。

A 上腕筋を支配する。

B 純運動性神経である。

C 烏口上腕筋を支配する。

D 内・外側束から2つの根をもって起始する。

問038 女性の骨盤の特性に不適なものはどれか。

A 骨盤上口は円形に近似している。

B 恥骨下角は70〜75°である。

C 骨盤腔は円筒状である。

D 骨盤全形は低く広い。

E 骨盤下口は広く大きい。

問039 椎間円板についての説明で間違っているものはどれか。

A 脊柱腰部の椎間円板は最も厚い。

B 中央部分は髄核である。

C 2つの椎骨を堅く連結して可動性はない。

D 周囲部分は線維輪である。

E 外傷のとき、髄核は外側へ突出することがある。

問040 鎖骨の外部と中部の間で骨折したとき、レントゲン像にその内側の断端は上方に上げられる。それは次のうちどの筋の影響によるか。

A 胸鎖乳突筋

B 僧帽筋

C 三角筋

D 小胸筋

 

問041 胸骨角について正しいのはどれか。

A 第2肋骨間のレベルに当たる。

B 両側肋骨弓の鋭角である。

C 第2肋骨のレベルに当たる。

D 胸骨体と剣状突起の連接するところの角である。

E 内側に突出する。

問042 外側腋窩裂を通るものはどれか。

A 筋皮神経

B 腋窩神経

C 鎖骨下神経

D 尺骨神経

問043 腋窩リンパ節に集まるリンパの区域はどれか。

A 乳腺

B 上肢

C 体幹の一部分

D A、B、Cすべてである。

問044 手根部における正中神経炎の症状はどれか。

A 母指外転力減弱

B 小指感覚麻痺

C 小指対立運動力下降

D 無名指運動不能

問045 手掌の深部が何かの原因で障害された。母指は内転することができない。この場合どの神経が障害したか。

A 正中神経の反回神経

B 橈骨神経浅枝

C 尺骨神経深枝

D 尺骨神経浅枝

問046 正中神経に支配されないものはどれか。

A 短・母指外転筋

B 母指対立筋

C 短母指屈筋

D 母指内転筋

問047 呼吸運動時に吸気に働く主要な筋は次のうちどれか。

A 横隔膜

B 大胸筋

C 大胸筋と小胸筋

D 外肋間筋と横隔膜

問048 大腿三角の縁どりとして正しいものはどれか。

A 鼠径靭帯  大内転筋  縫工筋

B 鼠径靭帯  長内転筋  大内転筋

C 鼠径靭帯  長内転筋  縫工筋

D 鼠径靭帯  長内転筋  内側広筋

問049 股関節も膝関節も屈曲する筋はどれか。

A 大腿直筋

B 半腱様筋と半膜様筋

C 縫工筋

D 大腿二頭筋

問050 食道についての説明で正しいものはどれか。

A 起始端は第6頚椎のレベルである。

B 右主気管支と接触しない。

C 頚部で気管の前方に接着している。

D 全長約10 cmである。

 

以下の文章が正しければ○、間違っていれば×を記入せよ。

問051 各肋骨は肋骨頭関節および肋横突関節を通ずる直線を軸として回転運動を行なう。

問052 肋骨の運動は主に上部胸郭では前後径が増減し下部胸郭では前後径と左右径の増減をきたす。

問053 外肋間膜は第2〜第11肋軟骨間にあって外側は外肋間筋の前縁に達する。

×問054 肋横突関節は第2〜第10肋骨結節関節面とこれに相当する胸椎の横突肋骨窩との間にできる。

×問055 アキレス腱が切れても足の底屈運動に影響しないのは、後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋が距腿関節に対して強力な屈筋として働くからである。

 

問056 坐骨神経は大腿二頭筋、半腱半膜様筋および下腿の筋群と足の筋群を支配する。

×問057 脛骨神経の筋枝は前面下腿筋群と足底筋に分布する。

問058 体循環の3大静脈とは冠状静脈洞、上大静脈、下大静脈である。

問059 上大静脈は上半身の静脈血を集め右第3肋軟骨の高さで右心房に開口する。

問060 冠状静脈洞は心臓壁にある静脈の主幹で下大静脈のすぐ下で右心房の後下壁に開口する。

 

問061 上大静脈は右第1肋軟骨の内側端後方で左右腕頭静脈が合してなる。

問062 下大静脈は第4〜第5腰椎の高さで両側の総腸骨静脈が合してでき大動脈の右側を脊柱の前面に沿って上行する。

×問063 腰神経前枝の筋神経は肋間筋と腹筋全体を支配する。

×問064 第10胸神経前枝は剣状突起下方に分布する。

問065 第2胸神経前枝は胸骨角の高さに分布する。

 

×問066 腰神経叢の分岐には腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経、大腿神経、閉鎖神経と陰部神経がある。

問067 腰神経の前枝は仙骨神経および尾骨神経の前枝と合して腰仙骨神経叢をつくる。

問068 中枢神経系とは刺激感受および興奮生成の中心をなすものである。

問069 中枢で起きた興奮を末梢に伝える遠心性(運動性)伝導と末梢に受けた刺激を中枢に伝える求心性(知覚性)伝導を合わせて末梢神経系という。

問070 神経系を構成する主要な成分は神経組織であり、神経細胞とその突起からなる。

 

問071 神経突起あるいは軸索突起は所属する細胞内に起こった興奮を遠細胞性に伝える神経線維である。

問072 原形質突起あるいは樹状突起は所属する細胞外に起こった刺激を受け近細胞性に伝える突起である。

×問073 中枢神経系のうち神経細胞の群在するところを白質という、白質は脳の表面では層をなし皮質をなす。

問074 白質とは神経線維の集まるところで、これらの神経線維は種々の大きさの神経束をなし、その構成する状態によりそれぞれを路・策・束あるいは線維と呼ぶ。

×問075 内臓神経は交感神経と迷走神経に分けられる。

 

問076 胸管とは体全体に最も大きいリンパ本幹である。

問077 胸管に下半身と左側上半身と左上肢のリンパを集める。

問078 脊髄には前根と後根があり、これらが椎間孔のところで合流して脊髄神経を構成する。

問079 顔面神経の感覚線維は舌の前部2/3の部分の味蕾から起始し、味覚を司る。

問080 顔面の感覚神経は三叉神経であって、その第1枝は眼神経、第2枝は上顎神経、第3枝は下顎神経である。

 

問081 甲状腺の分泌物は直接に血液あるいはリンパに流れ込む。

問082 耳下腺炎のため耳介側頭神経が刺激されるので、患者は疼痛を訴える。

×問083 咽頭は頭蓋骨(蝶形骨)底部から2〜3頚椎位までに及ぶ筋性(線維筋性)の管で、食塊の嚥下運動と気道として運動する。

問084 深錐体神経は交感性で内頚動脈神経からくる。

問085 毛様体神経節は調節と光反射(縮瞳)を司る副交感神経の中継所である。この節は視神経と外側直筋の間に位置する。

 

問086 涙器は涙腺、涙小管、涙嚢、鼻涙管を含めている。

問087 蝸牛窓を閉鎖している結合組織性膜を第2鼓膜と呼ぶ。

×問088 迷走神経はオリーブの前側に延髄から出てくる。

×問089 舌下神経は舌の感覚を司る。

問090 三叉神経運動核は咀嚼筋を支配する。

 

問091 第四脳室は延髄、橋と小脳の下面に囲まれた腔室である。

問092 中脳から出る脳神経は動眼神経と滑車神経がある。

問093 視床下部の前部には副交感神経中枢、後部には交感神経中枢がある。

×問094 視覚野は横側頭回にある。

×問095 聴覚野は鳥巨溝両側にある。

 

×問096 内側膝状体は視床の下後部にあり、視覚と関係がある。

×問097 外側膝状体は視床の下後部にあり、聴覚と関係がある。

×問098 運動性言語野は中心前回の下部にある。

問099 錐体外路系とは骨格筋の緊張と収縮を無意識に調節するもので、脳と脊髄の全域に分布し、あらゆる脊髄動物に見られる基本的な運動系である。

×問100 脳神経12対をその順に数字を入れよ。

@

A

11

B

C

D

E

F

12

G

H

10

I

J

K

@

滑車神経

A

内耳神経

B

動眼神経

C

舌下神経

C

三叉神経

E

嗅神経

F

迷走神経

G

外転神経

H

副神経

I

舌咽神経

J

視神経

K

顔面神経