第2回 日本の「あんま・マッサージ・指圧」とどこが違うの
 
まな坊
手技療法は二千年以上前より自然療法のひとつとしてありました。

あんま・マッサージ・指圧は本来、盲人優先の職域として特定の人に与えられた職業です。

「カイロプラクティック」はギリシャ語のカイロ「手」プラクティック「術」です。アメリカで合成語として1895年に生まれました。


カイロプラクティックは、あんま・マッサージ・指圧とは基本的に哲学・理論が違います。

骨格構造、特に背骨と骨盤、神経との関係を重視して矯正する独特な手技療法です。

熟練を要する為、あんま・マッサージ・指圧の様に「家庭医学」としては馴染めません。

1970年厚生省(当時)は「カイロはあんま・マッサージ・指圧に含まれない」と答申しております。

WHO(世界保健機構)も「鍼灸」と「カイロプラクティック」は非医学分野、代替医療として承認しております。

先進国を含む約30カ国で法制化されており我国においても法制化、法人化を求め昭和56年より超党派からなる日本カイロプラクティック議員連盟と協力してきました。

平成13年1月6日厚生労働省への省庁統合前日に財団不認可となりNPO法人「日本カイロプラクティック機構」として実績を重ね法制化を求めることになりました。

行政から民間(NPO法人)にカイロプラクティックが委ねられた歴史的な日になりました。
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