今回より「ねこ背を正して健康生活」の章です。
健康に悪影響を与え、見た目も悪いねこ背。
このねこ背にも種類があるって、ご存じでしたか?
背中の骨(胸椎)は、12個の椎骨が積み重なってますが、
背中の丸みの頂点がこのうちの何番目になっているかで
大きく分けて3種類のねこ背があります。
1、肩口ねこ背
肩に近い部分がねこ背。頚椎から胸椎にかけ、ゆるやかに後彎しています。
私たちは、仕事をするときに、頭をいつむき加減の姿勢にしなければ作業ができません。
しかし、頭を起こすときにあごだけを上げるクセがつくと、背中の動きが固くなり、このねこ背になりやすくなります。
また、ホテルのベッドでよく見かける二つ重ねの枕で、足下のテレビを見るような姿勢がクセになると、肩口ねこ背が定着するようなことになります。
2、真ん中ねこ背
胸椎の7〜8番目が頂点となっているねこ背です。
これは、誰が見てもねこ背に見えます。
ねこ背の特徴は、頂点部分が後ろに反り返す柔らかな動きがなくなってゆくことですが、真ん中ねこ背が定着すると、固い床や畳の上であお向けに寝ることがむずかしくなります。
3、腰ねこ背
胸椎の10番から腰椎にかけては、前彎しているのが正常ですが、反対に後彎にひっくり返っている状態がこの腰ねこ背です。
腰ねこ背になる人は、座ればあぐら、腰かければ足組み、または腰をおろす時、腰の重心を尾骨にストンと落とすクセのある人です。
1、2、3、のねこ背が定着すると、身長が実際より2〜5センチも低くなります。
このねこ背は健康にどの様な影響を与えるのでしょうか。
次回にてご説明いたします。
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