第15回

筋緊張性頭痛を解消しよう

 

 

 

カイロ博士プロフィール

甲木寿人(かつき・ひさし)
早稲田大学卒業。2002年3月まで、早稲田大学体育局講師(非常勤)として「姿勢と健康」の講義を受け持ち、現在公開講座「生涯学習」を担当。
日本カイロプラクティックフォーラム会長を務める。

姿勢の悪さからくる筋緊張性頭痛は、簡単な体操で治ります。
背筋を伸ばして真横の右を向き、次に反対の左の真横を向く。
この首の運動を回旋といいますがこの運動をうつむいてやると効果があります。
具体的には次の要領でやってみてください。

回旋

背筋を伸ばして椅子に座ります。 両肩を後ろに引けるだけ引いて、固定します。 2の姿勢から、縮んだ首の後ろ側をグイと引き伸ばすようにうつむきます。このとき、あごは胸につかないはず(肩が前に出ると簡単に胸につく)です。

3のまま首を少し右に向けます。次に首を真下に戻します。このとき、あごを胸につけようとして首の後ろ側を意識して、グイと伸ばします。 今度は反対の左側に向けて、再び真下に戻します。真下に戻すごとに、首の引き延ばしを意識します。 これを、右へ左へと頭痛が治まるまで、10〜15回くらいゆっくり繰り返します。
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